二分脊椎症の主な原因と症状、予防のために出来ること

葉酸の摂取によって、予防につながる神経管閉鎖障害の1つが「二分脊椎」です。これは、妊娠4~5週ごろに起こり、生まれつき脊椎の一部が形成されない先天異常です。

ここでは、二分脊椎症の原因や症状、予防法について詳しく紹介していきます。

二分脊椎症の原因

  • 糖尿病
  • 肥満
  • 妊娠初期の高熱発作
  • 放射線被爆
  • ビタミンAの過剰摂取
  • 葉酸不足
  • 抗てんかん薬の服用
  • 遺伝的要因

難病情報センターによると、二分脊椎の発症原因としてこれらのものが挙げられています。

発症頻度

二分脊椎症の発症頻度は、世界では出生1,000人に1人。日本では出生3,000人に1人の頻度で発症していて、増加傾向にあります。

3000人に1人というと、凄く少ないように感じるかもしれません。しかし、日本の2015年の出生数は約100万なので、およそ330人に二分脊椎症が発症していることになります。

症状

妊娠初期に、胎児の脳や脊髄が構成される過程で神経管という組織がつくられます。この神経管の形成されていくなかで、閉鎖障害が起こり発症するのが二分脊椎です。

二分脊椎は、顕在性と潜在性の2つに分けられています。それぞれ症状の現れ方に違いがあります。

顕在性二分脊椎症

こちらは、超音波検査や羊水検査で発見されることが多いです。検査で発見されなかった場合は、出生時に明らかになります。

主な症状は、両足の運動障害や麻痺、感覚低下、膀胱直腸障害などです。脊髄の奇形の程度によって、障害の大きさが変わります。

潜在性二分脊椎症

無症状の場合と、脊髄障害の症状が現れる場合とがあります。出生後まもなくは症状がなくても、成長するにつれて、歩行障害や排尿障害などの脊髄係留症候群の症状が現れる可能性があります。

二分脊椎症に見られる合併症

水頭症

脳の中に脳脊髄液が溜まり過ぎてしまうことで、脳を圧迫してしまいます。二分脊椎の実に7割~8割の子が発症しています。

下肢変形

足が変形している状態が多いです。股関節、膝関節といった関節が変形してしまうのですが、歩きだすとさらに変形の進行が早まります。この場合、足に器具を付けて進行を防いでいくことになります。

二分脊椎の予防と発症リスク軽減のために

二分脊椎症の原因はいくつかありますが、妊娠前から葉酸サプリを摂っておくことで、発症リスクを70%程度軽減することが出来ます。

また、ビタミンAの過剰摂取については、ビタミンAを多く含む食品を把握しておけば、避けることが出来ます。

二分脊椎症は、完全に予防することは出来ませんが、発症リスクを少しでも減らすために、出来ることをしていきましょう。

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